生活習慣病と動脈硬化

メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)

最近TVや新聞で「メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)」という言葉をよく見聞きします。「成人男性でウエストが85センチ以上ある人は危険」と言ったバロメーターがありますが、このメタボリックシンドローム(メタボリック症候群)は内臓脂肪型肥満によりさまざまな病気が起こりやすくなった状態を意味します。

メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)と生活習慣病

生活習慣病は肥満症や高血圧、高脂血症、糖尿病などが代表的なものとして挙げられます。
しかしこれらはそれぞれが別々の病気というよりも、肥満(特に内臓脂肪型肥満)が原因で起こる病気であるということが近年わかってきました。
つまり生活習慣病はメタボリックシンドローム(メタボリック症候群)と大きな関係があると言えるのです。

動脈硬化

その字の通り、「動脈が硬くなる」ことを意味します。
動脈は心臓から強い力で送り出された血液を各器官に運ぶ為、弾力性や柔軟性をもともと持った管です。しかしこの管の層が厚くなったり、硬くなったりして、弾力性・柔軟性を失った状態を「動脈硬化」と言います。

ではどういったことが起こると動脈は層が厚くなったり、硬くなったりするのでしょう。

大別して2つの原因があります。
1つは加齢とともに進行する症状である為、一種の老化現象とされるものです。
そしてもう1つが生活習慣によるものです。

食事・睡眠・ストレス・喫煙・飲酒など、個人差がある生活習慣の違いによって動脈硬化への進行は速まったり、緩やかなものになったり、また維持・改善したりするのです。

動脈硬化は自覚症状なく進行する疾患であり、当然、心臓へ負担がかかる為の心臓病や脳血管障害といった病気を起こす要因となります。 自覚症状がない為、定期的な健診が求められる疾患といえます。

メタボリックシンドロームから動脈硬化

このページで解説してきた通り、動脈硬化の原因として生活習慣病が大きく関係します。そして生活習慣病にはメタボリックシンドローム(メタボリック症候群)の予防・対策が何より重要です。

2001年の労災保険法の改訂により定期健康診断で、血圧・肥満・血糖・血中脂質の4項目全てに異常が見られる人に対して、二次検査を受ける費用が労災保険で給付されることになりました。
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)で見られる症状の重複が動脈硬化への要因として社会的に認められた結果といえます。

家庭で出来る自分の体へのケアと定期検診により、問題ない健康体であることを確認していくことが私たちの生活に安心を与える最適な方法です。

最近よく耳にする「メタボリックシンドローム」を予防することが動脈硬化疾患の最大の予防策となります。

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